外壁塗装で板挟み

仕事を終え家に帰ると、自宅の塗り替えのことで母親と妻が揉めていた。
自宅の塗替えを言い出したのは妻、理由は運気が良くなると何かで聞いたらしい。
塗り替えることに母親は反対しているわけではない、揉めているのは何色で外壁を塗ってもらうか。
母親は従来通りの茶色が良い、妻は白色が良い、それを聞いて私の息子は「だったら、薄茶色にすれば」。
私に似て優しい性格の息子は、祖母(私にとっては母親)と母親(私にとっては妻)の意見を合わせたのだろうが、母親と妻の性格は水と油、反発するだけで寄り添うことはありえない。
「貴方はどっちにするの?」、母親と妻が私を見ている、マズイ。
母親に賛同すれば妻の機嫌を損ねる、妻に賛同すれば母親の機嫌を損ねる、私としては息子の意見に賛成なのだが、それだと優柔不断となり2人から責められる。
「孫が出来れば変わるよ」と言われるが、私の息子はまだ高校生、孫が出来るまでにはまだ10年以上先のこと。
外壁は定期的に塗らないと建物にダメージを与える、自宅の外壁は傷み始めており、孫が出来るまで持ちそうにはない。
仏壇に手を合わせ父親に助言を求めたが、父親も私と同じで優柔不断なところがあり、返事は得られなかった。
息子は大学受験を控えており、息子のラッキーカラーをネットで調べるとベージュ、日本語で言えば薄茶色。
そのことを母親と妻に話すと、2人とも「ベージュで良いんじゃない、大学に合格してもらわないと困るから」。
息子の大学受験は1年後、合格してくれれば外壁を塗装した甲斐があった、不合格なら息子の勉強不足、私の責任ではない。

宮崎の塗装

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