忠犬とはかけ離れているけど…我が家のハチ公

ハチとの出会いは私が結婚してこの家に住むようになった15年前のことでした。ハチがちょうど1才を迎えた頃でいたずら真っ盛り。花壇に花を植えると掘り返す。玄関の靴は片方だけ自分の寝床へ隠しておく。しまい忘れたおやつは一つ残らず食べてしまう。

あげくに自家用車のバンパーをかじる始末。なんとも憎みきれないいたずらのオンパレード。でも、柴の雑種で元来もの覚えの良い犬だったので「お手」「おすわり」「待て」「臥せ」などあっという間にマスターしてしまい、ご近所では天才犬で知られるほどで飼い主としては鼻高々でした。

お茶目なハチも年齢を重ねて、いたずらも少なくなりおだやかな日々を過ごしていた八年前、突然あの大地震がやってきたのです。あの日はチラチラと小雪が舞う寒い日でした。今まで経験したことの無い長い、大変強い揺れに昼寝をしていたハチも何が起きたのが分からなかったらしく私に向かって吠え続けていました。一度目の揺れで停電してしまったので夜のために発電機の用意やストーブの用意をしているとハチは不安なのか私の足もとから離れようとせずついて回ってクンクン鼻を鳴らしたりブルブル震えたりしていました。

二度目、三度目の地震にはあちこち吠えながら走り回るハチを落ち着かせるのが大変でした。でも、3日間の停電中は家族みんな不安でしたがハチの存在と行動に癒されていたように思います。本当にハチにはお世話になり、お世話しました。これからも長生きしてね、ハチ。

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