突然亡くなった愛犬の葬儀をしてもらった体験談

私の大事な家族で愛犬であるみなとが亡くなったのは冬のある寒い日でした。朝6時にいつも通り朝食を食べさせに行くと小屋の中で眠るように亡くなっている彼女がいました。最近徐々に弱っていっており、死期が近いことは何となく察していたのですが、あと数年は猶予があるだろうと漠然と考えていた自分の観測的な希望とは裏腹にあっけなくそして突然にみなとの命の灯は消えてしまったのでした。

水が好きで娘が付けたみなとという名前、私が釣りに行くといつもついてきて海を見てはしゃいでいた愛らしい姿、楽しい思い出が次々と頭に浮かび、娘が自立し、妻が亡くなったここ数年間は私の唯一の心の支えでもあった彼女の死を彼女の死体を目の前にしても私はしばらく受け入れられませんでした。一時間ほどその場で立ち尽くした後、ふと我に返り、彼女をこのままにしてはいけないと考え、近くのペット霊園に連絡しました。

すると職員の方は丁寧な対応をしていただけ、みなとの遺体を人間と同じ条件の霊安室に運んでいただきました。死後一日以内だと奇跡的に目を覚ます場合もあるので火葬は行っていないという説明を聞き、その日はそちらで預かってもらう事にして、彼女が元気に帰ってくることを夢見ながらその日を終えました。しかし、そんな奇跡は起こるはずもなく、一日たって心もどうにか落ち着けたので霊園の方と相談して家族葬を行うことになり、私と娘でみなとを送り出してあげました。

霊園の方の私たち遺族の気持ちに寄り添った温かい心遣いもあって、葬儀は満足がいくものができました。遺骨は自宅に持ち帰り、すべてが終わったころにはやっと彼女の死を受け入れられたような気がして疲れとともに言いしれない安堵感を得ました。そのような穏やかな決着をつけられたのはペット霊園の方の対応がよかったからなのかなと思っています。愛犬や自分のためにも人間じゃなくても家族の葬儀はきっちりしたものをすべきなのだなと痛感しました。

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